パイチョン(白城)地区(読み)パイチョン(英語表記)Baicheng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パイチョン(白城)地区」の意味・わかりやすい解説

パイチョン(白城)〔地区〕
パイチョン
Baicheng

中国東北地方,チーリン (吉林) 省北西部の地区。行政中心地のパイチョン市ほか3市4県,1自治県から成る。北部はソンネン (松嫩) 平原の南部にあたり,南部は標高 250m前後のゆるやかな丘陵地。北辺をネン (嫩) 江とソンホワ (松花) 江が流れ,南東から第二ソンホワ江が流入しており,合流点の南西方に広大な湿地を形成。東部はダイズトウモロコシコムギ,西部はコーリャンアワアサなどが主作物で,テンサイの栽培は全域で盛ん。西部はウマ,ウシの牧畜も多い。パイチョン市に農畜産物加工の多数の工場があり,東部のチエンゴルロス (前郭爾羅斯) モンゴル (蒙古) 族自治県には窒素肥料の大規模工場がある。ピンチー (平斉) 鉄道とチャンパイ (長白) 鉄道が通る。人口 429万 3721 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android