デジタル大辞泉
「パウル」の意味・読み・例文・類語
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
パウル
Paul, Hermann
[生]1846.8.7. マクデブルク
[没]1921.12.29. ミュンヘン
ドイツの言語学者。フライブルク大学,次いでミュンヘン大学の教授。インド=ヨーロッパ語族,特にゲルマン語派の歴史的研究に力を注ぎ,その言語学方法論をもって青年文法学派の理論的指導者の役割を果した。『言語史原理』 Prinzipien der Sprachgeschichte (1880) では,言語の研究は歴史的でなければならないことを説き,言語の変化の原因を,主として心理学的に追究した。ほかに,『ドイツ語辞典』 Deutsches Wörterbuch (97) ,『ドイツ語文法』 Deutsche Grammatik (1916~20) などの著書がある。また,『ゲルマン文献学大系』 Grundriss der germanischen Philologie (3巻,1891) を編集,その後,この叢書は最高権威として今日まで続刊している。
パウル
Paul, Wolfgang
[生]1913.8.10. ローレンツキルヒ
[没]1993.12.6.
ドイツの物理学者。 1939年ベルリン工科大学で博士号を取得。ゲッティンゲン大学講師 (1944) ,のち教授 (50) 。 52年からボン大学教授。電子や電荷を帯びた原子であるイオンを,交流電場を使って狭い空間に長時間閉じ込める「パウル・トラップ」と呼ばれる手法を開発。原子の特徴と物理理論の精密な検証を可能とし,質量分析の基礎を築いた。また,この方法を応用して違ったイオン集団の中から特定のイオンを分離する手法を確立した。 N.F.ラムゼー,H.G.デーメルトとともに 89年ノーベル物理学賞を受賞。
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パウル
Hermann Paul
生没年:1846-1921
ドイツの言語学者。ベルリン大学,ライプチヒ大学に学び,のちフライブルク大学,ミュンヘン大学教授としてゲルマン語を講じたが,その文献学的な歴史研究は現在のゲルマン語学の基礎を築くものであった。著作としては《ドイツ語辞典》や《ドイツ語文法》(5巻)などのほか,《言語史原理Prinzipien der Sprachgeschichte》(1880)があり,これはK.ブルクマンを中心とする青年文法学派の言語理論を代表する著作であると同時に,今日でも言語の歴史的研究を志す者には必読の書とされている。
執筆者:風間 喜代三
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
パウル
ドイツの物理学者。1950年代以来デーメルトとともに長い研究の結果,たった1個の電子やイオンを捕らえる方法を実現した。この研究によって,電子やイオンの振る舞いが正確に調べられ,原子の超微細構造を探ることが可能となった。1989年高精度原子分光法の開発により,ラムゼー,デーメルトとともにノーベル物理学賞。
パウル
ドイツの言語学者。いわゆる青年文法学派の一人としてゲルマン語研究に新生面を開き,現代語の観察を基礎に言語史の解明を目ざした。主著《言語史原理》のほか,《ドイツ語文法》《ドイツ語辞典》。
→関連項目言語心理学
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パウル
ドイツ、オーバーハウゼンの水族館で飼育されていたマダコ。2008年生まれ。2010年、南アフリカで行われた「2010 FIFAワールドカップ」の勝利国を予想。予想した8試合すべてを的中させ「占いタコ」として話題となる。2010年10月死亡。
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パウル
生年月日:1846年8月7日
ドイツの言語学者
1921年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報