パナマ草(読み)パナマソウ

デジタル大辞泉 「パナマ草」の意味・読み・例文・類語

パナマ‐そう〔‐サウ〕【パナマ草】

パナマソウ科の多年草。葉はヤシに似て、円形で手のひら状に四つに裂け、各裂片がさらに細かく裂けており、2~3メートルの長い柄をもつ。雄花雌花とが集まった太い穂をつける。葉をパナマ帽などの編み物細工の材料とする。ペルーなどの原産

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「パナマ草」の意味・読み・例文・類語

パナマ‐そう ‥サウ【パナマ草】

〘名〙 パナマソウ科の多年草。ペルー、エクアドル、コロンビア原産。茎はほとんど発達せず、長い柄のあるシュロに似たうちわ状の葉を群生する。葉柄は長さ二~四メートルの円柱形。葉身は径六〇~九〇センチメートルで、四深裂し、各裂片はさらに分裂し下垂する剣状の裂片に分かれる。花は緑色肉穂花序となる。若葉はパナマ帽の原料で、製帽用に栽培も行なわれる。パナマ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android