パネルバック・チェア(読み)ぱねるばっくちぇあ

世界大百科事典(旧版)内のパネルバック・チェアの言及

【いす(椅子)】より

…17世紀のフランスでは,宮廷生活において貴族たちの家柄と地位がとくに重視され,金箔を施した彫刻やゴブラン織で飾られた豪華で重厚ないすが社会的権威の象徴として,その性格をいっそう強めることになった。イギリスではジャコビアン様式のパネルバック・チェアや正装した貴族たちの容姿を引き立てる〈かつらいす〉とよばれる豪華なハイバック・チェアなどが人気を博した。18世紀になると,ルイ15世のベルサイユの宮廷をはじめ,パリ市内では上流貴族を中心にした優雅な社交生活を楽しむサロンが頻繁に開催された。…

※「パネルバック・チェア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android