ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パリアタ劇」の意味・わかりやすい解説
パリアタ劇
パリアタげき
fabula palliata
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[喜劇]
悲劇と同様に喜劇もギリシア劇の翻案から始まった。メナンドロス,ディフィロス,フィレモンらのギリシア新喜劇の作品をもとにして,〈パリアタ劇fabula palliata〉(palliataは〈ギリシア風のマントを着た〉の意)と呼ばれる喜劇を書いたのがプラウトゥスとテレンティウスである。プラウトゥスは前254年ころにウンブリアの小都市に生まれ,役者をした後に,劇作に手を染めるようになり,130編もの喜劇を書いたが,今残っているのは20編だけである。…
※「パリアタ劇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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