パンタナル保全地域(読み)パンタナルほぜんちいき

世界遺産詳解 「パンタナル保全地域」の解説

パンタナルほぜんちいき【パンタナル保全地域】

2000年に登録された世界遺産(自然遺産)で、ブラジル北西部のマット・グロッソ州、マット・グロッソ・ド・スル州に位置する。総面積は1878km2に及ぶ。雨期に氾濫し、南米で最も野生動物が集中している地域で、3000万匹といわれるカイマンワニやアリクイアナコンダコウノトリ一種、レア(アメリカダチョウ)、色鮮やかなスミレコンゴウインコ、カピバラタテガミオオカミアメリカバクなどが多様な植物と共存し、世界でも稀な生態系が見られることから、自然遺産に登録された。◇英名はPantanal Conservation Area

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android