パンノンハルマのベネディクト会修道院とその自然環境(読み)パンノンハルマのベネディクトかいしゅうどういんとそのしぜんかんきょう

世界遺産詳解 の解説

パンノンハルマのベネディクトかいしゅうどういんとそのしぜんかんきょう【パンノンハルマのベネディクト会修道院とその自然環境】

1996年に登録されたハンガリー世界遺産文化遺産)で、同国北西部に位置する。996年に建てられた国内最古の修道院には、13世紀に建設されたクリプトを含むバシリカ式聖堂や、回廊、36万冊の蔵書を擁する付属図書館バロック様式の会食堂、19世紀半ばに建てられた高さ55mの時計塔などが残っている。植物園も付設されて薬草や貴重種が育てられるなど、建物群などの文化価値とともに自然環境の豊かさも評価され、世界遺産に登録された。◇英名はMillenary Benedictine Abbey of Pannonhalma and its Natural Environment

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android