ヒエラポリス=パムッカレ

百科事典マイペディア の解説

ヒエラポリス=パムッカレ

トルコ,イスタンブールの南約380kmにある世界遺産。パムッカレとはトルコ語で〈綿の城〉の意。温泉の石灰分が堆積して白い綿でおおわれた棚のようになった段丘奇観。その上の台地には前2世紀ごろのペルガモン王国の都市遺跡ヒエラポリスがある。地震に見舞われるたびに再建され,ビザンティン時代まで栄えた。城壁に囲まれた中にローマ時代の大劇場,教会,市場,浴場などの跡が残る。1988年,世界遺産(自然・文化複合)に登録。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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