ヒナザクラ(雛桜)(読み)ヒナザクラ(英語表記)Primula nipponica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒナザクラ(雛桜)」の意味・わかりやすい解説

ヒナザクラ(雛桜)
ヒナザクラ
Primula nipponica

サクラソウ科多年草で,本州北部の高山帯湿地に生える。北海道産のエゾコザクラに似ているが,やや小型で全体に毛がない。葉は根生し,楔形で長さ2~5cmあり,上半部にあらい鋸歯がある。7~8月に,高さ7~15cmの直立する花茎を出し,先端に散状花序をつくって1~8個の花をつける。花冠白色で中心部は黄色を帯びる。 蒴果卵形で宿存する萼を伴う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android