ヒルギ類(読み)ヒルギるい(英語表記)Rhizophora

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒルギ類」の意味・わかりやすい解説

ヒルギ類
ヒルギるい
Rhizophora

ヒルギ科高木または低木総称。ヒルギ類は熱帯地方河口などの泥土のたまった海岸に群生し,マングローブ (紅樹林) を形成する。果実は親木についたまま発根して紡錘形となり,親木から落下し海中の泥に突刺さって生育する。世界に約 60種ほど知られているが,日本では鹿児島県,沖縄県にメヒルギ Kandelia candel,オヒルギ Bruquiera conjugata,ヤエヤマヒルギ Rhizophora mucronataなどが分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android