ヒルバーザイマー(英語表記)Hilberseimer, Ludwig

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒルバーザイマー」の意味・わかりやすい解説

ヒルバーザイマー
Hilberseimer, Ludwig

[生]1885.9.14. カルルスルーエ
[没]1967.5.6. シカゴ
ドイツの建築家,都市設計家。カルルスルーエの工科大学卒業後,ベルリンで活躍し,1928年バウハウス (デッサウ) の教師となり,30年に都市計画部を創設。職場の上に住宅を載せた縦の二重都市や,工場と住宅を横に結ぶ水平都市など,大都市多層循環システム論,のちには垂直都市論といった独創的な計画理論を発表。 38年にシカゴのイリノイ工科大学の都市計画部の教授となり渡米,農業地区と工業地区を結ぶ地域的研究で知られた。代表作は「ロンドン計画」 (1941) ,「シカゴ計画」 (44) ,「デトロイト地域の再計画」 (49) など。主著"Grossstadt Architektur" (27) ,『新しい都市』 The New City (44) ,『現代建築の源流動向』 Contemporary Architecture,its roots and trends (64) ,『都市の本質』 The Nature of Cities (67) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android