ヒーウマー島(読み)ヒーウマートウ

デジタル大辞泉 「ヒーウマー島」の意味・読み・例文・類語

ヒーウマー‐とう〔‐タウ〕【ヒーウマー島】

Hiiumaa》エストニア西部バルト海にある島。スウェーデン語名ダゴ島またはダゲー島。主な町はカルドラ。16世紀から18世紀にかけてスウェーデン領となり、その後、第一次大戦までロシア領であった。全体的に平坦な地形森林湿原が多く、オオヤマネコテンなどが生息する。畜産漁業が盛ん。西部のクプ半島にある灯台はバルト海沿岸で最も古いものの一つとして知られる。

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改訂新版 世界大百科事典 「ヒーウマー島」の意味・わかりやすい解説

ヒーウマー[島]
Hiiumaa

エストニア共和国北西部の島。ダゴDago島ともいう。南につづくサーレマー島とともにバルト海とリガ湾を分ける。面積965km2最高点は54m。全島石灰岩よりなり,氷期堆石堤を載せる。松林が多く,その他は放牧地,畑となっている。主産業は畜産と漁業。北岸のキャルドラがおもな港である。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒーウマー島」の意味・わかりやすい解説

ヒーウマー島
ひーうまーとう
Остров Хийумаа/Ostrov Hiyumaa

バルト海東端部にある島で、エストニア共和国に所属する。面積約965平方キロメートル、最高点は標高54メートル。全体として平坦(へいたん)な地形で湿地が多い。おもに石灰岩からなる。産業は畜産と漁業で、西海岸のキルゲスサーレに海産物の加工・缶詰工場がある。

[津沢正晴]

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