スウェーデン南部、バルト海に浮かぶゴトランド島の行政中心都市、観光都市。人口1万9835(1980)。ビーキング(バイキング)時代から交易地として知られ、13世紀にハンザ同盟が結成されるとその一員となり、国際的商業都市として繁栄した。14世紀以後は重税と略奪が相次いで衰退し、19世紀に本土との間に定期連絡船が開通してふたたび活気を取り戻した。中世の外壁が完全な形で残るほか、聖ラーシ教会をはじめとする中世の発展期に建てられた多くの教会や修道院の廃墟(はいきょ)がある。また、バラの花が多く、町は「バラと廃墟の町」とよばれて観光客でにぎわう。1995年に「ハンザ同盟都市ビスビー」として世界遺産の文化遺産に登録されている(世界文化遺産)。
[中島香子]
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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