ビスマーク海(読み)ビスマークかい(英語表記)Bismarck Sea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビスマーク海」の意味・わかりやすい解説

ビスマーク海
ビスマークかい
Bismarck Sea

太平洋縁海の一つ。ニューギニア島北東方,ビスマーク諸島に囲まれた海域南部ソロモン海につながる。平均水深約 2000m,最深部は 2500mに近い。中央にビスマーク海嶺があって,東部のニューアイルランド海盆と西部のニューギニア海盆とに二分される。数多くの海山,小さな火山島が南縁部に分布する。1875年『チャレンジャー』によって初めて組織的に調査された。命名はドイツの政治家オットー・フォン・ビスマルクにちなむ。第2次世界大戦で,日米海戦の戦場となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android