ビタ(演劇)(読み)びた

世界大百科事典(旧版)内のビタ(演劇)の言及

【インド演劇】より

…道化役(ビドゥーシャカvidū‐śaka)はバラモンの出身であるが,学識がなく食欲物欲がさかんで,主人公の王のよい相手役として滑稽を演じる。このほか遊芸に通じ世才にたけた通人(ビタviṭa)や,素性が賤しく,激しやすく,美服を好み大言壮語するシャカーラśakāraなどがあり,その身分,演技,言語にそれぞれ規定があった。
[演技と用語]
 舞台装置がきわめて簡単であったから,俳優の演技は重要で,脚本に示されている〈ト書き〉に基づいた身ぶりによって装置の不備を補った。…

※「ビタ(演劇)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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