…分子間力が,2分子対の距離だけの関数で与えられるポテンシャルの和,から導かれる場合,内部ビリアルは,で与えられることは容易にわかる。
[ビリアル定理]
上述のように,関係式(3)は不完全気体の状態方程式の意義をもつものであるが,その根拠を与えるのがビリアル定理であって, VRin+VRo=のように表される。これを,N個の分子の2f=6N次元相空間における分子系のハミルトニアンH(p,q)が,pjの一般の二次形式の運動エネルギーKとqjだけの関数であるポテンシャルエネルギーUの和で表される標準的な場合について導こう。…
※「ビリアル定理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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