ビリトゥン島(読み)ビリトゥントウ(英語表記)Belitung

デジタル大辞泉 「ビリトゥン島」の意味・読み・例文・類語

ビリトゥン‐とう〔‐タウ〕【ビリトゥン島】

Pulau Belitung》⇒ブリトゥン島

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改訂新版 世界大百科事典 「ビリトゥン島」の意味・わかりやすい解説

ビリトゥン[島]
Pulau Belitung

インドネシア西部の島。ビリトンBilliton島ともいう。ガスパル海峡を隔ててバンカ島の東に接する。面積4600km2,人口約15万。地形は一般に平坦で中央に最高点タンジェム山(標高510m)がある。バンカ島を中心にビリトゥン島,シンケプ島を含む島群はインドネシアのスズ群島といわれ,年産約2万9000t,世界の産額の10%を占める。ビリトゥン島では1816年以来採掘されている。住民マレー人,中国人が多い。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビリトゥン島」の意味・わかりやすい解説

ビリトゥン島
びりとぅんとう
Belitung

インドネシア西部、スマトラ島ボルネオ島との間に位置する島。ブリトゥン島ともいう。長さ88キロメートル、幅69キロメートル、面積4833平方キロメートル。円形状の島で周囲にはサンゴ礁が発達する。丘陵性の地形をなし、最高峰は標高510メートルのタジャム山。西隣のバンカ島とともに世界的な錫(すず)の産地である。錫鉱の採掘は1816年オランダ政府によって開始され、現在はビリトゥン錫鉱山会社が経営し、西岸にあるタンジュンパンダンから積み出される。住民はマレー系種族と華僑(かきょう)である。

[上野福男]

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