ビンソン山(読み)ビンソンさん(英語表記)Vinson Massif

改訂新版 世界大百科事典 「ビンソン山」の意味・わかりやすい解説

ビンソン[山]
Vinson Massif

南極,エルズワース山脈Ellsworth Mountains群中の南部にあるセンチネル山脈Sentinel Range中の山塊で,南緯78°35′,西経85°25′に位置する。長さ約21km,幅約13kmの山塊中の最高点5140mに命名され,南極で最も高い。1958年1月にアメリカの空中偵察で発見され,同国の南極関係議員カール・ビンソンCarl G.Vinsonの名をつけた。1966年12月17~19日,10名のアメリカ登山隊員全員(日本人1名を含む)が初登頂を行った。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビンソン山」の意味・わかりやすい解説

ビンソン山
ビンソンさん
Vinson Massif

南極大陸エルズワースランド南東部,センティネル山脈にある南極大陸の最高峰標高 4892m。1935年アメリカ合衆国の探検家リンカーン・エルズワースにより発見された。エルズワース山地一部で,1966年アメリカの探検隊が初登頂した。

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