ピウス5世(読み)ピウスごせい(英語表記)Pius V

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピウス5世」の意味・わかりやすい解説

ピウス5世
ピウスごせい
Pius V

[生]1504.1.17. ミラノ
[没]1572.5.1. ローマ
教皇 (在位 1566~72) ,聖人。本名 Antonio Michele Ghislieri。 14歳でドミニコ会に入会。 1556年ネピおよびストリの司教,57年枢機卿。トリエント公会議 (1545~63) の法令実行の一環として,66年『ローマ公教要理』,68年『ローマ聖務日課』,70年『ミサ典書新版』を公にした。世俗勢力に対しては,71年レパントの海戦トルコを破るなど教権の再興に成果をあげたが,反面 70年のイギリス女王エリザベス1世に対する破門,退位勧告は,実効をあげえぬばかりか諸国王を離反させる結果を生んだ。祝日5月5日。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

367日誕生日大事典 「ピウス5世」の解説

ピウス5世

生年月日:1504年1月17日
教皇(在位1566〜72),聖人
1572年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android