ピルスナー(読み)ピルスナー(英語表記)Pilsner(ドイツ)

デジタル大辞泉 「ピルスナー」の意味・読み・例文・類語

ピルスナー(〈ドイツ〉Pilsner)

下面発酵淡色ビールチェコプルゼニュドイツ語名ピルゼン)が発祥地で、日本の一般的なビールもこの系統に属する。淡色ホップ風味特徴ピルスピルゼンビール。ピルスナービール。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

飲み物がわかる辞典 「ピルスナー」の解説

ピルスナー【Pilsner(ドイツ)】


淡色麦芽を用いて下面発酵醸造した、淡い黄金色のビールラガービールの代表的なもので、現在日本の大手メーカーのものはほとんどがこのタイプの製品であり、また世界的にももっとも一般的に普及している。きめ細かい泡、ホップの苦味、のどごしのよさが特徴で、アルコール度数は、3~5度。ホップの産地でもあったチェコ西部ボヘミア地方の都市プルゼニ(ドイツ語読みでピルゼン)で1842年に初めてつくられた。当時中心的なビール産地だったドイツでは主として硬水でつくられていたが、淡色麦芽をプルゼニのアルカリ性に近い軟水で仕込むことにより、それまでになかったすっきりとしたのどごしと淡色が生まれた。

出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報

とっさの日本語便利帳 「ピルスナー」の解説

ピルスナー

プルゼニ(Plzen)▼チェコ西部の都市であり、プラハの南西九〇kmに位置し、ドイツ語名のピルゼンとしても知られる。チェコの主要な重工業都市であると共に、一二世紀以来、「ピルゼンビール(プルゼニビール)」の醸造で有名。このビールは「ピルスナー」とも呼ばれるが、プルゼニを原産地とするホップの効いた軽いラガービールである。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android