ピンク

精選版 日本国語大辞典 「ピンク」の意味・読み・例文・類語

ピンク

〘名〙 (pink)
① うすい紅色桃色。ピンク色。
※社会百面相(1902)〈内田魯庵電影「丸形の石竹色(ピンク、カラー)のホールランプの下に」
② 色っぽいこと。色事に関すること。他の語と複合して用いられることが多い。「ピンク映画
※朝刊太郎事件メモ(1961)〈島田一男野獣は街にいる「通されたのは、〈略〉ピンク・ムードな女の部屋であった」
③ 赤(一)(一)⑫まではいかない、いくらか左翼的傾向の人。共産主義社会主義に共鳴する人。
ナデシコ科ナデシコ属植物の、ナデシコ、カーネーションセキチクなどをいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ピンク」の意味・読み・例文・類語

ピンク(pink)

桃色。淡紅色。
色事に関すること。色っぽいこと。「ピンク街」
[類語]桃色薔薇色桜色

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

色名がわかる辞典 「ピンク」の解説

ピンク【pink】

色名の一つ。JISの色彩規格では「やわらかい」としている。一般に、ナデシコ科ナデシコ属植物の花のような薄く淡い赤のこと。ナデシコセキチクカーネーションなどが代表的。日本語では桃色と訳されることがあるが、桃色はバラ科の落葉果樹モモの花のような淡く薄い紅色をさし、由来が違う。JISの色彩規格でも異なる色としており、ピンクより桃色の方が赤みが少し強い。また、ピンク映画、ピンクサロンというような性風俗にかかわる用法をするのは日本だけで、海外ではそのような意味合いはないとされる。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android