ファインマン‐ロス法(英語表記)Fineman-Ross method

法則の辞典 「ファインマン‐ロス法」の解説

ファインマン‐ロス法【Fineman-Ross method】

高分子化学において,モノマーの反応性比を算出する方法の一つ.2種類のモノマーM1,M2 からの共重合体生成を考え,定常状態を仮定すると

この式はメイヨー‐ルイス式*と呼ばれる.r1r2それぞれのモノマーの反応性比である. [M1]/ [M2]=Fd [M1]/d [M2]=f を代入すると

となるので,F2/f と (F/f)(f-1) を計算で求めて直角座標にプロットし,勾配と切片から r1r2 を求めることになる.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android