ファット(読み)ふぁっと(英語表記)Jacques Fath

精選版 日本国語大辞典 「ファット」の意味・読み・例文・類語

ファット

〘名〙 (fat) 脂肪の多いこと。また、脂肪。「ローファット牛乳」など。〔外来語辞典(1914)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ファット」の意味・読み・例文・類語

ファット(fat)

脂肪の多いこと。また、脂肪。「ローファットミルク」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ファット」の意味・わかりやすい解説

ファット
ふぁっと
Jacques Fath
(1912―1954)

フランスの服飾デザイナー。両親の希望で株の売買を志したが、1937年念願のクチュール店を開店。40年代には、その芸術的才能により、パリ・クチュール界のアンファン・テリブル(恐るべき子供)といわれた。第二次世界大戦後、アメリカの企業家と契約し、サイズ別の既製服を大量生産した最初のクチュリエ(仕立屋)となる。華麗で人々を喜ばせる服作りを得意とし、とくにエレガントでセクシーな夜のドレスには定評があった。42歳の若さで白血病で没したのち、店は夫人ジュヌビエーブにより57年まで継続された。テントコートマニッシュ・ルック、Sカーブ・ラインなどが有名である。

深井晃子

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android