改訂新版 世界大百科事典 「ファンオルレイ」の意味・わかりやすい解説
ファン・オルレイ
Barend(Bernart)van Orley
生没年:1488ころ-1541
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…しかし1508‐09年のローマ滞在中古典古代の作品を模写したJ.ホッサールトは,フランドルで古代神話の主題を古代彫刻風裸体像をもって描いた最初の画家となった。B.ファン・オルレイの作品に見るように数学的遠近法,短縮法,複雑な運動表現なども導入される。総じて,初期フランドル絵画の精緻で親密な様式の代りに,古代と盛期ルネサンス(ことにラファエロ,ミケランジェロ)の壮大な様式にならおうとする傾向が年を追って強まるが,この傾向の推進者たち(ロマニスト)の芸術は16世紀半ば以降,F.フローリスの作品が示すように生気を欠いた形式主義におちいりがちであった。…
※「ファンオルレイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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