フェルミディラック統計(読み)フェルミディラックトウケイ

デジタル大辞泉 「フェルミディラック統計」の意味・読み・例文・類語

フェルミディラック‐とうけい【フェルミディラック統計】

半整数スピンをもつフェルミ粒子の集まりが示す統計的性質。1926年にイタリアフェルミ英国ディラックそれぞれ独立して発見パウリの原理により、一つの状態に0個または1個の粒子しか占有できない。絶対零度ではエネルギーの低い順から粒子が埋まり、あるエネルギーを超えると粒子が存在せず、その上限フェルミ準位とよぶ。フェルミ統計。→ボースアインシュタイン統計

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android