デジタル大辞泉
「フォアマン」の意味・読み・例文・類語
フォアマン(George Edward Foreman)
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フォアマン
George, Foreman
[生]1949.1.10. テキサス,マーシャル
アメリカ合衆国のプロボクサー。オレゴン州の教育・職業訓練プログラム「ジョブ・コア」でボクシングを習得した。1968年メキシコシティー・オリンピック競技大会のボクシング競技ヘビー級で金メダルを獲得。1969年にプロデビューを果たす。1973年にはジョー・フレイジャーに 2ラウンド・ノックアウト KO勝ちし,世界ヘビー級チャンピオンの座についた。翌 1974年にモハメド・アリに 8ラウンド KO負けを喫するまで 40試合を無敗で飾り,24戦連続 KO勝ちを記録。1977年にリングを去って宣教師となったが,1987年に現役復帰を果たす。その強打力は衰えず,1994年にマイケル・モーラーを 10ラウンド KOでくだし,世界ボクシング協会 WBA,国際ボクシング連盟 IBFの世界ヘビー級タイトルを獲得。45歳での世界ヘビー級タイトル奪還は世界最年長記録であった。1997年再びボクシング界から引退。通算成績は 81戦 76勝(68KO)5敗。
フォアマン
Forman, Miloš
[生]1932.2.18. チェコスロバキア,チャスラフ
[没]2018.4.13. アメリカ合衆国,コネティカット,ダンベリー
チェコスロバキア生まれのアメリカ合衆国の映画監督。プラハの国立映画学校で学び,1963年デビュー。1969年アメリカに渡り『パパ/ずれてるゥ!』Taking Off(1971)でアメリカ映画デビュー。1975年『カッコーの巣の上で』One Flew over the Cuckoo's Nestでアカデミー賞作品賞,監督賞を受賞。以後,優れた人物描写とヨーロッパ的な感覚の映像で独自の世界を築いた。ほかに『ヘアー』Hair(1979),『アマデウス』Amadeus(1984,アカデミー賞作品賞,監督賞),『ラリー・フリント』The People vs. Larry Flynt(1996),『マン・オン・ザ・ムーン』Man on the Moon(1999)など。
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フォアマン
プロボクサー。米国テキサス州生れ。1968年のメキシコシティーオリンピックにてヘビー級で金メダルを獲得。翌年プロに転向し,1973年WBA(世界ボクシング協会)ヘビー級チャンピオンになる。2度のタイトル防衛の後モハメド・アリに敗れ,再びチャンピオンをめざすが,アリと戦うことなく1977年に判定負けを喫し引退。この試合の直後宗教的体験をし,それ以降牧師として布教活動,慈善活動に従事する。37歳のとき,子供の更生施設運営のために再びリングに上がることを決意。連勝の後に挑んだタイトルマッチでは,イベンダー・ホリフィールドに敗れるが,1994年マイケル・モーラーにKO勝ちし,45歳でヘビー級世界王座に返り咲き,史上最年長のチャンピオンとなった。
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世界大百科事典(旧版)内のフォアマンの言及
【現場監督者】より
…職場の労働者を統率し,職場の課業の遂行を指揮する立場にある人を指し,第一線監督者first line supervisorともいう。たとえば,日本の[職長],アメリカやイギリスのフォアマンforeman,ドイツのマイスターMeister,フランスのメートルmaître,北欧や東欧やロシアのメイステルmeisterがこれに相当する。 現場監督者は産業組織内のその立場からして,生産能率やその他の労働関係に対して重要な要素をもち,今日では〈産業のキーマン〉ともいわれている。…
【職長】より
…具体的な呼称は企業によりさまざまであり,作業長,組長,伍長,班長などが例としてあげられる。アメリカやイギリスでは,フォアマンforemanあるいはスーパーバイザーsupervisor,またドイツではマイスターMeister,フランスではコントルメートルcontremaîtreと呼ばれるものにあたる。職長を中心とした作業現場の管理組織を職長制度という。…
※「フォアマン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」