フォッジャ(英語表記)Foggia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォッジャ」の意味・わかりやすい解説

フォッジャ
Foggia

イタリア南部,プーリア州フォッジャ県の県都。ナポリ東北東約 170kmに位置する。第2次ポエニ戦争ののち,すぐ北方の衰微したギリシア人とローマ人の町アプリの住民によって建設されたものとされる。中世にはノルマン人が進出し,1172年に大聖堂が建設されたのち発達した。南イタリアに穀物を供給する重要な農産物集散地で,羊毛の市が立ち,食品などの工業も行われる。 1731年の地震で大損害を受け,第2次世界大戦でも激しい空爆を受けたが復興した。 12世紀の大聖堂のほかフリードリヒ2世が建てた宮殿の門 (1223) が残っている。人口 15万2747(2011推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android