フォールカーク(英語表記)Falkirk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォールカーク」の意味・わかりやすい解説

フォールカーク
Falkirk

イギリススコットランド東部フォールカークの行政府所在地。エディンバラグラスゴーのほぼ中間に位置し,肥沃なフォールカーク平野を見おろす丘陵上にある。18世紀末から19世紀にかけて,地元で発見された石炭鉄鉱石耐火粘土をもとに重工業が発達した。今日もスコットランドの鋳鉄製品の取り引きの中心地で,その他アルミニウム圧延,自動車,軽機械,ビール醸造などの工業がある。1298年7月22日イングランドのエドワード1世とスコットランドのウィリアム・ウォレスの戦い,1746年1月17日チャールズ・エドワード・スチュアート指揮下のジャコバイト軍とヘンリー・ホーリーの政府軍との戦いがあった古戦場。人口 3万2890(2004推計)。

フォールカーク
Falkirk

イギリススコットランド中東部の単一自治体(カウンシルエリア council area)。行政府所在地フォールカーク。1975年の自治体再編でセントラル県の一地区となり,1996年に単一自治体となった。大部分は旧スターリングシャー県に属するが,東部の一部は旧ウェストロージアン県に属する。フォース川流域の平野を占め,北はフォース湾に面する。グレーンジマスはスコットランドの重要な港で,アバディーン北方のクルーデン湾からパイプラインで北海油田石油が運ばれ,石油精製が行なわれている。面積 297km2。人口 14万9680(2006推計)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android