百科事典マイペディア 「フランケンサーラー」の意味・わかりやすい解説
フランケンサーラー
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アメリカの画家。ニューヨーク市に生まれる。高校時代、タマヨに学ぶ。ベニントン大学を卒業。初めキュビスムによって制作していたが、カンディンスキー、ゴーキーの影響から抽象表現主義へ移行する。1950年、とくにポロックのロウ・カンバス(地塗りのされていない綿布)に顔料を染み込ませる技法に感化され、それをより鮮明な色彩を用いて展開させ、代表作『山脈と海』(1952)を描いた。これに感化されたのがルイスやノーランドで、これよりカラー・フィールド・ペインティング(色彩の場の絵画)と称される傾向が生まれる。彼女の絵画は、豊かな色彩によって自然を想起させる叙情的な絵画空間を形成している点に特色がある。なお、絵画のほか彫刻、陶器なども手がけた。
[藤枝晃雄]
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