フランス組曲(読み)フランスクミキョク(英語表記)French suites

デジタル大辞泉 「フランス組曲」の意味・読み・例文・類語

フランスくみきょく【フランス組曲】

原題、〈ドイツFranzösische Suitenバッハクラビーア曲集。1723年頃の作。全6曲。名称は、フランス風舞曲構成をもつことに由来する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フランス組曲」の意味・わかりやすい解説

フランス組曲
フランスくみきょく
French suites

楽曲の名称。 (1) J.S.バッハの6曲から成るクラビア組曲 (BWV412~817) 。そのうち初めの5曲は『アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽手帳』 (1722) にも含まれている。 J.フォルケルによればフランス風様式で書かれているためこの名がつけられたという。 (2) F.プーランクのピアノ曲 (1935) 。 (3) D.ミヨーのオーケストラ組曲 (44) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「フランス組曲」の解説

フランス組曲

ドイツの作曲家J・S・バッハのクラヴィーア曲集(1723頃)。原題《Französische Suiten》。名称はフランスの舞曲の配列に則っていることに由来する。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android