ブセット(英語表記)Bousset, Wilhelm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブセット」の意味・わかりやすい解説

ブセット
Bousset, Wilhelm

[生]1865.9.3. リューベック
[没]1920.3.8. ギーセン
ドイツのプロテスタント神学者。 1896年ゲッティンゲン,1916年ギーセンの各大学教授。宗教史学派創立者の一人。比較宗教学的研究方法による原始キリスト教グノーシスユダヤ教研究に多大の業績を残した。特に本文批評伝承史的研究においてすぐれている。主著『新約時代におけるユダヤ教』 Die Religion des Judentums im neutestamentlichen Zeitalter (1926) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「ブセット」の意味・わかりやすい解説

ブセット

ドイツの聖書学者。ギーセン大学教授。宗教史学派の中心人物ヘレニズム末期の宗教史を研究し,原始キリスト教に対するヘレニズム密儀宗教の影響を明らかにした。著書《主キリスト》(1913年)ほか

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android