ブラスタギ(英語表記)Berastagi

デジタル大辞泉 「ブラスタギ」の意味・読み・例文・類語

ブラスタギ(Berastagi)

インドネシア、スマトラ島北部の町。メダンの南約70キロメートル、カロ高原に位置する。オランダ統治時代より避暑地として知られ、コロニアル様式の街並みが残っている。カロバタック人が多く居住する。温泉があるシバヤク山トバ湖への観光拠点。

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改訂新版 世界大百科事典 「ブラスタギ」の意味・わかりやすい解説

ブラスタギ
Berastagi

インドネシア,スマトラ島北部,トバ湖北方保養地。シナブン火山(2451m)東麓のカロ高原の標高1600mに位置し,赤道に近い(北緯3°)にもかかわらず年平均気温20℃と冷涼な気候である。1912年,北方のメダン在住のオランダ人のためのジャガイモ栽培が成功してから,メダンの避暑地として急激な発展を遂げた。今ではトバ湖畔のプラパットとともに全スマトラの休養地ともなっている。国道も整備され,交通も便利である。
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世界大百科事典(旧版)内のブラスタギの言及

【トバ[湖]】より

…しかし20世紀に入ってから,バタク族の文化的発展と,高原の快適な気候,さらに美しい自然景観のため,北部スマトラ有数の休養地,観光地となった。プラパットやブラスタギはその中心として著名。メダン方面からの交通も便利になった。…

※「ブラスタギ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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