日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ブラックベリー(電子機器)
ぶらっくべりー
BlackBerry
カナダのリサーチ・イン・モーション社(RIM)が1999年に開発したスマートフォン。大半の機種がパソコンと同じQWERTY(クワーティー)配列の文字キーボードを搭載しており、企業の情報システムとの親和性が高いことなどから、企業ユーザーが多い。
既存の電子メールサーバーやグループウェアなどの個人情報管理ツールにアクセスすることで、モバイル環境でも企業内と同じような情報を扱うことができる。アメリカのオバマ大統領が使っていたこともあり注目を集めた。本来はスマートフォンだけでなく、既存の企業ネットワークとのワイヤレスアクセスを実現するサーバーソフトウェア、スマートフォン用のアプリケーションの開発や管理のためのツールやサービス、各種サポートなども含めたソリューションとして提供される。
なお、携帯多機能電話端末としてのブラックベリーについては、iPhone(アイフォーン)などタッチパネルを使った入力方式の機種にシェアを奪われ、2016年9月に自社開発・製造の中止が発表された。
[編集部 2017年9月19日]
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