ブラフマナスパティ(英語表記)Brahmaṇaspati

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブラフマナスパティ」の意味・わかりやすい解説

ブラフマナスパティ
Brahmaṇaspati

インド神話の神。別名ブリハスパティ Bṛhaspati。元来はベーダの聖語すなわちブラフマンを司る神として立てられたものであるが,のちに世界創造神とみなされ,『リグ・ベーダ』では鍛冶工のように宇宙をあおぎ鍛えたと説かれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブラフマナスパティ」の意味・わかりやすい解説

ブラフマナスパティ
ぶらふまなすぱてぃ

ブリハスパティ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のブラフマナスパティの言及

【インド神話】より

…《リグ・ベーダ》にはまた若干の創造神話が見られる。祈禱主神ブラフマナスパティ(ブリハスパティ)とかビシュバカルマン(毘首羯磨)を万物の創造者とする説や,創造神が黄金の胎児(ヒラニヤ・ガルバHiraṇya‐garbha)として太初の原水の中にはらまれて出現したとする説がある。また,神々が万有そのものである原人プルシャPuruṣaを犠牲獣として祭祀を実行し,もろもろの世界を形成したという,諸民族の間に見られる巨人解体神話と共通な説もある。…

※「ブラフマナスパティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android