プレシチェーエフ(読み)ぷれしちぇーえふ(英語表記)Алексей Николаевич Плещеев/Aleksey Nikolaevich Pleshcheev

日本大百科全書(ニッポニカ) 「プレシチェーエフ」の意味・わかりやすい解説

プレシチェーエフ
ぷれしちぇーえふ
Алексей Николаевич Плещеев/Aleksey Nikolaevich Pleshcheev
(1825―1893)

ロシア詩人小説家批評家貴族の出。士官学校を終え、ペテルブルグ大学を中退してペトラシェフスキー会に入り、危険思想ゆえに南ウラルに流刑され、1859年モスクワへ戻る。第一詩集は46年刊。雑誌『現代人』『祖国雑記』を拠点に進歩的陣営で活動し、60年代初頭には創作活動の最盛期を迎え、三冊の詩集と二巻の中・短編集を出している。

島田 陽]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プレシチェーエフ」の意味・わかりやすい解説

プレシチェーエフ
Pleshcheev, Aleksei Nikolaevich

[生]1825.12.4. コストロマ
[没]1893.10.8. モスクワ
ロシアの詩人。貴族出身。 1849年のペトラシェフスキー事件に参加したかどで徒刑を宣告され,58年までオレンブルクの辺境で流刑生活をおくった。代表作『恐れず疑わず前進せよ!』 Vperëd! bez strakha i somneniyaは革命歌になっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android