プロフェッサー

精選版 日本国語大辞典 「プロフェッサー」の意味・読み・例文・類語

プロフェッサー

金色夜叉(1897‐98)〈尾崎紅葉〉前「イオリンのプロフェッサアなる独逸人は」

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デジタル大辞泉 「プロフェッサー」の意味・読み・例文・類語

プロフェッサー(professor/Prof.)

大学など、高等教育研究機関の教授。
[類語]先生師匠指南役師範宗匠師父教師教員教諭教授教官講師ティーチャーチューターインストラクター尊師恩師旧師先師コーチ名誉教授・客員教授・助教授准教授助教講師助手

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大学事典 「プロフェッサー」の解説

プロフェッサー

中世大学に起源を持つ大学の教師(教える人)のこと。プロフェッサー(professor: 英語)とは,「何らかの主題について公的に発言する人」の意味を持つ。ヨーロッパの中世大学では,ラテン語のドクトル(doctor)マギステル(magister),プロフェッソール(professor)は,元来,まったく同義であった。ボローニャ大学では法学教師にドクトルが最もよく使われた。ドクトルが使われたのは,学位(ドクトル)が教師になる資格であったことに由来する。同様にパリ大学の神学医学教養の諸学部の教師にはしばしばマギステルが,時にプロフェッソールが使用された。ところが国家による俸給(salaria)(salaria)制の導入に伴い,俸給の有無による教師層の分裂,つまり教師の職階性が生じてきた。イタリアでは15世紀頃まで大学団が学位保持者(ドクトル)から俸給を受ける教師を選んでいたが,この教師の呼び方は教授(プロフェッサー)でもあった。ドイツ語圏では俸給を受ける教師をProfessor(プロフェッソール)と呼ぶ例が14世紀に登場し,その名称は16世紀に確立した。現在大学で使われている「教授」や「professor」という用語は,この俸給を受けた教師,すなわち「有給教師」にその起源を持つ。
著者: 赤羽良一

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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