C6H12N4(140.19).ヘキサミン,ウロトロピンともいう.ホルムアルデヒドと計算量のアンモニア水をまぜてつくる.結晶性粉末.263 ℃ で昇華する.水,エタノール,クロロホルムに可溶,ベンゼン,アセトン,エーテルに難溶.酸性水溶液中では原料に分解し,低温で濃硝酸と反応して爆薬トリメチレントリニトロアミンを,還元によりメチルアミンを生じる.利尿剤,尿路消毒薬,ゴムの加硫促進剤,ビスマス,銀などの分析試薬として用いられる.[CAS 100-97-0]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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