ベジーク(英語表記)Bezique

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベジーク」の意味・わかりやすい解説

ベジーク
Bezique

19世紀半ば頃,フランスで考案されたカードゲーム。2から 6までのカードを除いた残り 32枚を 2組使い,2人でプレーする。配り手は相手から先に 3枚,2枚,3枚とまとめて配り,持札を 8枚ずつにする。残りのカードは山札として裏向きに積み,いちばん上の 1枚をめくりこれと同じマークが切り札になる。配り手の相手から先に持札のうち 1枚を出してプレーが始まる。カードの強さは切り札が最高で A,10,K,Q,J,9,8,7の順。プレーで勝った者は山札をめくる前に次の組み合わせがあったら場にさらし,得点することができる。切り札の K・Q(40点〈マリッジ〉),切り札以外の同マークの K・Q(20点),切り札の A・K・Q・J・10(250点),♠ Qと ♢J(40点〈ベジーク〉),ダブルベジーク(500点),マーク違いの A 4枚(100点),K 4枚(80点),Q 4枚(60点),J 4枚(40点)。プレーで取った Aまたは 10(10点)。プレー 1回ごとに山札から 1枚ずつ取って持札を補充していく。組み合わせとプレーの得点を合計して先に 1500点に達したほうが勝ちとなる。

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