ベロ(英語表記)Belo, Carlos Filipe Ximenes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベロ」の意味・わかりやすい解説

ベロ
Belo, Carlos Filipe Ximenes

[生]1948.2.3. 東ティモール,バウカウ
東ティモールのカトリック司教。独立運動で住民の精神的支柱となった。ディリの神学校,高等神学校を卒業後,ポルトガル留学。 1980年聖職につき,帰国後ディリ大学学長などを経て,1988年司教に就任。 1976年のインドネシアによる武力併合に際し,その人権抑圧を非難,非暴力の立場を貫きながら対話による解決を目指し,国際社会と東ティモール,インドネシア政府との間で仲介役をつとめた。東ティモール独立運動のスポークスマン役である J.ラモス=ホルタとともに 1996年,ノーベル平和賞を受賞した。

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世界大百科事典(旧版)内のベロの言及

【ウシノシタ】より

…日本には,イヌノシタCynoglossus robustus,ゲンコC.interruptus,アカシタビラメC.joyneri(イラスト),クロウシノシタParaplagusia japonica,ササウシノシタHeteromycteris japonicus(イラスト)など二十数種がおり,体長はふつう20~30cmである。長楕円形の体で,体型が舌を思わせることからシタビラメ,ウマノシタ,ベロなどと各地で呼ばれる。カレイ亜目と近縁であるが,口が弱くかぎ状であること,歯が微細であること,胸びれがあっても小さいことで区別される。…

※「ベロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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