ペケ

精選版 日本国語大辞典 「ペケ」の意味・読み・例文・類語

ペケ

〘名〙 (語源については未詳)
① (形動) 拒否、拒絶するさまにいう語。だめ。いけない。気にいらぬ。また、役に立たないこと。間の抜けていること。また、そのさま。
歌舞伎八幡祭小望月賑縮屋新助)(1860)四幕「『それでは、情人(いろ)だといった新助は』『少しぺけさね』」
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二「相談のできかかったきゃくにペケにされたり」
② (駄目の意で) ばつじるし。×の印。ばってん

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ペケ」の意味・読み・例文・類語

ペケ

よくないこと。役に立たないこと。だめ。「あの案はペケになった」
罰点。×印。「ペケをつける」
[補説]あっちへ行け、の意のマレー語pergiから、あるいは、よくないの意の中国語不可(bùkě)」からかともいわれるが未詳。
[類語]記号符号目印マーク標識指標ばつ略号目盛り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android