ペリム島(読み)ペリムトウ(英語表記)Perim

デジタル大辞泉 「ペリム島」の意味・読み・例文・類語

ペリム‐とう〔‐タウ〕【ペリム島】

Perim紅海の南の入口にあたるバベルマンデブ海峡にある島。16世紀頃からヨーロッパ各国の海上交易の中継地として知られ、フランスイギリスに領有された。1967年より南イエメン領、1990年の南北統一後、イエメン共和国領となった。バリム島

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペリム島」の意味・わかりやすい解説

ペリム島
ぺりむとう
Perim

アラビア半島の南西端とアフリカ大陸を隔てるバベル・マンデブ海峡に浮かぶ島。アラビア語ではバリムBarīm島という。イエメン領。標高約65メートルの岩山からなる。海上交通路を扼(やく)し、かつては給炭所も設けられていた。18世紀前期にはフランスが領有し、1857年以降はイギリス領であった。

[末尾至行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android