ペレ式中心噴火(読み)ペレしきちゅうしんふんか(英語表記)Pelean type of central eruption

岩石学辞典 「ペレ式中心噴火」の解説

ペレ式中心噴火

熔岩酸性で粘性が高く爆発を起す限界に達した火山の噴火形式.酸性の熔岩が通路を塞ぐ岩栓に成長した結果激しい爆発を引き起こし,灼熱したガス雲水蒸気火山灰山腹雪崩のように流れ落ちて熱雲を形成する[Lacroix : 1904, 1908].名称はアンチル(Antilles)諸島のマルチニク(Martinique)島のペレ山(Mont Pelee)に由来する.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android