ペロブスカイト(読み)ぺろぶすかいと(英語表記)perovskite

デジタル大辞泉 「ペロブスカイト」の意味・読み・例文・類語

ペロブスカイト(perovskite)

《「ペロフスカイト」とも》⇒灰チタン石

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「ペロブスカイト」の解説

ペロブスカイト

チタン酸カルシウムの鉱物名。ABO^3(A、Bは2価と4価の金属イオン、Oは酸素イオン)で表される化合物をペロブスカイト型化合物と総称し、チタン酸ストロンチウムがその典型。正方晶や斜方晶のものは強誘電性を示し、チタン酸バリウムが強誘電体や圧電体として重要。セラミックス系高温超伝導体として最初に発見された銅を含むランタンバリウム系も、この型の化合物であった。

(徳田昌則 東北大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

化学辞典 第2版 「ペロブスカイト」の解説

ペロブスカイト
ペロブスカイト
perovskite, perofskite

元来は天然に産出する灰チタン石CaTiO3をさす.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペロブスカイト」の意味・わかりやすい解説

ペロブスカイト
ぺろぶすかいと
perovskite

灰チタン石

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android