ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホッペ=ザイラー」の意味・わかりやすい解説
ホッペ=ザイラー
Hoppe-Seyler, Ernst Felix (Immanuel)
[没]1895.8.10. ボーデン
ドイツの医師,生化学者。今日「生化学」と呼ばれる学問分野 (当時の生理化学) の先駆者。 1856年よりベルリン大学で R.ウィルヒョーの助手。のち同大学助教授。テュービンゲン大学教授 (1861) を経て,シュトラスブルク大学の生理化学教授 (72) 。血色素,蛋白質,葉緑素の化学的研究,体液や体組織の分析,代謝の研究などで,多くの業績を上げた。また,ヘモグロビンを結晶の形で取出すことに成功。 77年に初めて生化学専門学術誌"Zeitschrift für Physiologische Chemie"を創刊し,終生編集にあたった。
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