ホンブルク帽(読み)ホンブルクボウ(英語表記)homburg

翻訳|homburg

とっさの日本語便利帳 「ホンブルク帽」の解説

ホンブルク帽

ホンブルク(Homburg)▼ドイツ中西部の都市で、正式にはバート・ホンブルク・フォーア・デア・ヘーエと称する。ビースバーデンの東北東二九km、タウヌス山地南麓に位置し、鉱泉のある観光保養地として知られる。帽子製造業が発達し、狭いつばが両側でそり上がり、山の中央がくぼんだフェルト帽「ホンブルク帽」はこの地で最初に作られた。端正な身なりで知られた若き英国の政治家アントニー・イーデン(後のエイボン伯。一八九七~一九七七)がこの帽子を愛用したことから、「Anthony Eden」と呼ばれることもある。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android