ホールドアップ

精選版 日本国語大辞典 「ホールドアップ」の意味・読み・例文・類語

ホールド‐アップ

〘名〙
[一] (hold up) 手むかいしない意志を表わすために、両手を上げること。また、それを命じるときにいう語。手を上げろ。
※象やの粂さん(1921)〈長谷川如是閑〉「ホールドアップを喰った西洋人のやうな風を見せた」
[二] (holdup)
① ピストル強盗。つじ強盗。また、それをすること。
浅草(1931)〈サトウ・ハチロー〉カジノフォリー裸史「川端氏の、あのホールドアップにあったカマスのひものみたいな顔の銅像を建てなくてはなるまい」
② 管や装置内にたまっている液、または気体。装置の運転に必要なもので、容積で表わすことが多い。

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デジタル大辞泉 「ホールドアップ」の意味・読み・例文・類語

ホールド‐アップ(hold up)

手向かいしない意志を示すために両手をあげること。また、それを命じる語。手をあげろ。
強奪。強盗。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「ホールドアップ」の解説

ホールドアップ
ホールドアップ
hold-up

滞留量ともいう.化学装置内,とくに管や塔の内部に操作時に保持されている固体または液体の量をいう.ロータリーキルンの内部にある固体の停滞量などもいう.一般には,気泡塔のように2相の流体が混在しているときの分散相の量をいう.ホールドアップは,装置や操作条件により変動し,分散相や連続相の装置内の帯留時間や接触面積に関する重要な因子である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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