ボニー湾(読み)ボニーわん(英語表記)Bight of Bonny

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボニー湾」の意味・わかりやすい解説

ボニー湾
ボニーわん
Bight of Bonny

旧称ビアフラ Biafra湾。大西洋のギニア湾湾奥の支湾。アフリカ大陸中部西岸に湾入。ナイジェリアのニジェール川河口デルタからガボンロペズ岬にかけての海域をさす。湾内最大の島は赤道ギニアビオコ島。 16~19世紀なかばには沿岸港湾都市基地として奴隷貿易が栄え,1830年頃からはパーム油などの輸出がこれに取って代った。ナイジェリアのポートハーコートカメルーンドゥアラ,赤道ギニアのバタマラボなどの港湾都市がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボニー湾」の意味・わかりやすい解説

ボニー湾
ぼにーわん
Bight of Bonny

アフリカ大陸西岸、ギニア湾最奥部にある同湾の支湾。ニジェール川河口からガボンのロペス岬までをいう。旧称ビアフラBiafra湾。湾内にはビオコ島、プリンシペ島がある。湾岸はかつて奴隷貿易の基地として知られた地域で、ポート・ハーコート(ナイジェリア)、ドゥアラ(カメルーン)、リーブルビル(ガボン)などの港湾都市がある。

[島田周平]

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