ボニー(英語表記)Bonny

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボニー」の意味・わかりやすい解説

ボニー
Bonny

ナイジェリア南端部の町。ポートハーコート南方約 40km,ニジェール川デルタのボニー川河口入江にのぞむ。ギニア湾に近く,高温多湿。古来イジャウ族の交易地であったが,15~19世紀ボニー王国の首都となり,1790年には内陸部のイボ族など約2万人が奴隷として輸出されるなど,大規模な奴隷貿易港として繁栄。 1867年オポボに遷都。 19世紀末までにイギリス支配下に入った。その後パーム油,パーム核,木材,ゴムなどデルタ地帯の産物の輸出港として栄えたが,ポートハーコートの発展とともに衰退。しかし 1950年代にデルタおよび大陸棚から石油が発見されると,64年に改修されて外洋船の入港が可能となり,パイプラインで結ばれた石油積出港として再び脚光を浴びている。人口約1万。

ボニー

ビリー・ザ・キッド」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android