ポスツムス(英語表記)Postumus, Marcus Cassianius Latinius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポスツムス」の意味・わかりやすい解説

ポスツムス
Postumus, Marcus Cassianius Latinius

[生]?
[没]268. モコンチアクム
古代ローマの軍人帝位僭称者 (258頃~268) 。 258年ガリエヌス帝がドナウ地方におもむいた際,シルウァヌスとともにライン地方の統治を命じられたが,その留守に麾下の軍隊に推されて帝位を宣言,シルウァヌスとガリエヌス帝の息子サロニヌスとを殺し,ガリア,ヒスパニア,ブリタニアを支配した。この間ゲルマンを討ちライン地方を防衛。しかし内紛によって暗殺された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android