ポール・オッテリーニ(読み)ぽーる・おってりーに(英語表記)Paul Otellini

知恵蔵mini 「ポール・オッテリーニ」の解説

ポール・オッテリーニ

半導体メーカー世界1位の米国インテル社の社長兼最高経営責任者(CEO)。1950年10月12日、サンフランシスコ生まれ。72年、サンフランシスコ大学で経済学の学士号を取得。74年にはカリフォルニア大学バークレー校で経営学修士号を取得し、同年インテルに入社。80年代には、同社製マイクロプロセッサをIBMコンピュータに採用させることに成功し、2002年1月、社長兼最高執行責任者に就任、同年5月取締役となる。04年よりGoogleの取締役を務め、05年5月、インテル社5代目CEOとなった。以降、年間売上をその年の388億ドルから11年の540億ドルまで成長させたが、12年11月、翌年の5月をもって同氏退任するとインテル社が発表した。モバイル機器への対応の遅れなどの失敗が影響し、退任の一因となったとみられている。

(2012-11-22)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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